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チャイというと、インドのイメージがあるかもしれませんが、ケニアでも日常的にチャイが飲まれています。ケニアでとれる濃厚なミルクと、ミルクによく合うケニア紅茶の強力タッグは、たとえスパイスなしでもしっかりまろやかな味わいを提供してくれます。
すりおろしたショウガを少し入れれば、香り豊かなジンジャー・チャイのできあがり! 朝ごはんの代わりに、1杯のチャイ。お客様のおもてなしに、チャイ。晩ごはんのおともにも、もちろんチャイ。チャイは、ケニアの人々の日々の生活に、なくてはならない文化です。
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ケニアの首都・ナイロビの語学学校では、毎日おやつの時間には廊下に長机が出され、チャイがふるまわれていました。先生も生徒も、お手伝いのおばちゃんたちも、皆それぞれ廊下に立ったままチャイを飲んで、ほっと一息。
冷涼なナイロビから離れ、ジリジリと焼けつくような太陽の下に暮らす牧畜民の村にお邪魔したときも、
しぼりたてのミルクを入れた熱いチャイをいただきました。
乾期は飲み水も貴重。一方、雨期になると遠く離れた店まで茶葉を買いに行くのがまた一苦労。
そんな不便な場所でも、チャイは日常的に飲まれています。
煮沸した水の方が安全であること、ミルクは容易に入手できることも、チャイが好まれる理由なのでしょう。
海岸部では、チャイにはスパイスがふんだんに使われます。ショウガやカルダモン、時にはコショウをつぶして入れることも。
朝の寝起きにちょっとスパイシーなチャイを飲むと、一気に胃腸が元気になるような気がします。 |
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ケニアは、アフリカ大陸の東側にある国です。 日本の1.5倍の国土をもち、野生動物や国立公園など、観光資源も豊富です。 1963年に独立するまでは、紅茶大国・イギリスの植民地でした。
ケニア、とひとくちに言っても、そこには40以上もの民族が共生し、それぞれ固有の言語をもっています。 異なる民族間で使われる言語は、国語がスワヒリ語、公用語は英語となっています。
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ケニアの首都・ナイロビは、東アフリカ一の大都会
「アフリカは貧しい」「動物と一緒に暮らしている」なんて、ステレオタイプな言葉は、ナイロビの摩天楼を見れば、すぐに吹き飛ぶことでしょう。一方で、貧富の差が激しいのも、また事実。
大都会の摩天楼を囲むように、ナイロビの周りにはいくつものスラム街があります。
約300万人ものナイロビの人口のうち、約半分はスラムに住んでいるとも言われています。
たとえスラム暮らしでも、田舎よりは仕事に就く機会があるから都会の方がまだマシだ、という人もいます。
田舎では仕事がないからナイロビに出てきたけど、ここでもやっぱり仕事がない、という人もいます。
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最近は日本でもアフリカのスラムの劣悪な居住環境などが報道され、「こんな状況に暮らしているなんて、かわいそう」と思っている方も多いでしょう。しかし、「スラム暮らし」そのものだけが問題なのではなく、問題の根源は、スラムができる社会的背景にあります。
現代のケニアでは、田舎での現金収入手段が無いことや、畑を開墾しようにも新たに開墾できる土地がないことが、都市への人口流出を後押ししています。 しかしながらナイロビに上京してきたとしても、仕事はそうそう見つからないのが現状です。 こうした環境が、低所得者たちが身を寄せ合って暮らす「スラム」を生み出す要因のひとつとなっています。
つまり、資本主義に飲み込まれてしまっている現代のケニアで生きていくためには現金収入を得ることが必要なのに、そのお金を得られる仕事がない。それこそが、ケニアのみならず、現代アフリカの多くの社会が抱えている問題なのです。
アフリカンスクエアーは、ケニア紅茶の振興を通して、紅茶の生産農家や工場、生産地に暮らす人々の経済的自立を応援しています。
都会の大きな輸出業者を通して簡単に買い付けるのではなく、生産地の人たちとと20年以上もの付き合いを続けている「日本ケニア交友会」の仲介のもとで紅茶を仕入れています。そうすることで、余計な仲介料を取られずに適正な価格を生産者に支払うことができるからです。
また、仕入れる紅茶は、大規模な紅茶農場からではなく、小規模生産農家が多く集まっているケニア山北東山麓メルー地区の茶葉に限定しています。小規模農家の方々が自分たちの力で頑張っている紅茶を仕入れることで、大きな資本に負けずに頑張っている人たちへの応援をしたいと思うからです。そして何より小規模農家だからこそ、品質や栽培環境の管理を丁寧に行き届かせることができると考えています。
こうしてケニアの紅茶農家の人たちが頑張って丁寧に育てた紅茶に、農薬を使わずに大切に育てられた茶葉であるという付加価値をつけ、買い付けの際にはプレミア(上乗せ料)を支払っています。さらに売り上げの一部を現地への寄付金として還元するなど、生産地の方々がより確実に、多くの利益を得られるように努めています。
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ケニアの人々にとっての公共交通機関は、なんと言っても乗り合いバス「マタトゥ」
車掌のお兄ちゃんは、発車ギリギリまで路上で客引きをしています。
バスが発車しそうになると急いでバスに駆け寄り、ひらりと飛び乗る姿はとてもかっこいい。
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ケニア的ごはん@ 「ウガリ」&「スクマ}
ウガリとは、トウモロコシ粉を熱湯で練ったもの。調理方法としては日本の「そばがき」に近いものです。一口サイズにちぎって、しっかり握って、おかずと一緒に食べます。 スクマは、菜っ葉をゆでたり炒めたりしたおかずのこと。緑色の葉っぱもの全般を「スクマ」と呼びますが、青汁の原料で有名なケールが使用されることも多く、栄養価は抜群です。
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ケニア的ごはんA 「テラピア」
テラピアは、淡水に住む魚です。ケニアではビクトリア湖でとれます。 から揚げにして、塩をふって、それだけでもほっぺたが落ちるほど美味しい!
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南国の定番!フルーツ盛り合わせ!?
ケニアの大地と赤道直下の太陽で育まれた果物は、どれも味が濃くて、とても美味しい。 左手奥からパパイヤ、パッションフルーツ、アボカド。
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