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Friendship with Africa



マリの縫製学校 自立支援プログラム
ハーモニーフォーピース プロジェクト

 Harmony for Peace ハーモニーフォーピース
マリの縫製学校への、自立支援プログラムを強化します。


西アフリカのサハラ砂漠の南に位置するマリ共和国。多くの民族が住み、多様で独特な文化が発達し、世界中のツーリストたちを魅了してきました。2013年いわゆる「イスラム過激主義者」が北より進攻し、国土の北半分を占拠し、内戦状態に。その後フランスを中心とした多国籍軍の介入で北部は解放されましたが、依然として治安状況は悪く、テロ事件が頻発しています。その影響で、ツーリストも訪れなくなり、観光業や手工芸産業を中心に、経済は大打撃を受けています。

 

 アフリカンスクエアーは20年以上、マリから工芸品を輸入してきました。泥染や藍染など伝統的な染め物をほどこした、手織りのコットン布はお部屋にプリミティブな雰囲気をもたらすタペストリーとして、愛好されてきました。伝統布、あるいはパーニュといわれるアフリカプリントで作った服飾品も日本とは対照的な明るさを周りに放射するもので、若者を中心に人気を集めています。
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アフリカンスクエアーが縫製を依頼してきたのは、首都バマコから230km離れたセグーという地方都市にあるNGOが経営するBenkadyという縫製学校です。3学年あって、生徒は若い女性たち。3年で一通り縫製の基礎を学ぶカリキュラムです。もともと縫製は男の仕事とされ、ミシンを扱う業者はほとんどが男性でしたが、最近ではちらほら女性の縫い子さんも見かけるようになりました。
 
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Benkadyは教育機会を失われがちな女性たちに、基礎教育を与え、特技を身につけさせ、自立する力をつけるために地元の女性たちによってつくられたNGO(こちらではAssociationといいます。)です。いわゆる女性のエンパワーメントのためのNGOです。識字教育、縫製、染色、衛生教育などの講座があります。
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2013年から始まる経済危機の影響で、授業料を払える生徒が減り、学年の初めに30人近くいた生徒も、経済的な理由から来なくなり学校の経営も厳しくなっていました。先生たちの給料も不払いが続きました。先生を経済的に支えることが、学校を支える第一歩だという考えから、先生たちに、アフリカンプリントを使ったエコバッグを注文してきました。実用的なデザインも評価され、アフリカンスクエアーの中ではロングセラーとなり、現在でもコンスタントに売れています。

年間にわたり、学校の経営状態をみてきて、もう少しサポートを強化したいという思いがわいてきました。
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ミシンは台数だけあるものの、非常に性能の悪く、教育に使うには不適切なものでした。実はある補助金でミシンが20台ほど購入できたのですが、ブローカーに入った人間に騙されて、ぼろぼろの中古ミシンを代わりにあてがわれてしまったのです。援助の周辺には私腹を肥やす人間が跋扈し、騙させてしまうことが多いのですが、なかなか防ぎようがないのが実態です。アフリカンスクエアーでは商品を縫ってもらうためのミシンをすでに数台寄付していますが、その数を増やし、設備面を充実させていきたいと考えました。
また、教材としての布は授業料で購入しますが、その負担を少しでも減らすため、布を購入配布することも考えています。それにより、授業料は半額になります。
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さて、具体的な方法として考えたのは、いまこの地で製作している商品を「サポート商品化」して売上を増やすことです。
魅力的な商品を作り出し、それを「Harmony for Peace」というブランドで販売、1個あたり、300円から100円を積立金としてプールし、サポートに使うという方法です。
売上が増えることによって、先生の収入も増え、施設も整備されていくのです。
 
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今年1月にマリを訪れたときにいい意味で驚いた事件がありました。
縫製学校Benkadyの他に、1ケ所、特に服の縫製を頼んでいるアトリエがあります。バッグなどの小物と違い、服は縫製が難しいのです。特に日本のマーケットで売るとなると、縫製学校の先生レベルでも品質をクリアすることは難しいのが現状です。そこで服が縫える縫い手を探して、みつけたのがAmadou SANAという人がやっているアトリエです。
 

 
セグーにvillage artisanal (工芸品村)という工芸品のアトリエが集まった建物があります。最近作られたきれいな建物で40くらいのテナントが入る部屋があります。そこで営業しているテナントがわずかなのです。半分くらいのテナントが空いていて、中に商品を置いてあるテナントも扉が閉まっていて倉庫化している。ほぼ廃墟です。客がいないからです。静まり返った中、唯一ミシンの音が鳴り響き、動きがある場所がSANAのアトリエでした。

 
 
昨年2018年の10月に、服の縫製を頼みに訪れた時、「今度 学校を作るからたくさん仕事をくれ」と唐突に言われたのですが、あまり本気にしていませんでした。
しかし、なんと1月に行ったとき、すぐに手を引かれて工芸品村の外に出て驚きました。



  白壁に青ペンキで書かれたCENTRE DE FORMATION PROFESSIONNELLE EN COUPE COUTUREという文字とスーツのイラストが目に入ってきました。「えっ、もう作っちゃったの」という信じがたい気持ちでした。教室を案内され、机やミシン、黒板などもそろっていました。学校を作ろうと計画してから出来上がるまでに時間がかかることを聞いていたので、もともとあった建物を使ったとはいえ、3ケ月という短期間での開業は驚きでした。話を聞いてみると銀行からお金を借りて施設整備を行ったようです。
 
 
Benkadyの経営の困難を見てきたので、正直、この先どうなるのか心配でしたが、この瞬間、Benkadyと同じような協力をしていく、という方針が決まりました。

 


基本的には、Benkadyと同じ方法で、生産量に応じたキックバッグでのサポートです。サポート場所が2ケ所になったので、注文量も2倍以上には増やし、販売も2倍に増やさなければなりません。それを消費者が納得できる商品を提供することで実現していくというプロジェクトです。とっかかりはサポートにつながるということで、手に取ってもらう。購入し使っていただくことで満足してもらい、評判の輪を広げていく。これからどんどんいい商品を紹介していきます。ご協力をよろしくお願いいたします。

有限会社 アフリカンスクエアー 牛尼恭史
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