マリの伝統とアートとの見事な融和、アトリエNDOMO
ボゴランマリ 泥染め布
    
  

西アフリカのマリでは、伝統的に泥染めという独特な染色法があり、
伝統的な模様の綿布が作られ、生活の中で使われています。

 

手紬の糸を帯状に手織りした後、はぎ合わせ一枚の布を作り上げます。



ガラマと呼ばれる葉で黄色く染めた上から、泥で柄を描きます。



陽光にしばらくさらし、水洗いすると、泥の柄がくっきりと残ります。
何度もこの工程を繰り返すことで、やがて泥染めの黒はしっかりと定着していきます。

伝統的泥染め布のモチーフ 

泥染めに使われているモチーフにはさまざまな願いや意味がこめられています。
 


アトリエNDOMO

伝統的なマリの泥染め布は黄色、茶、黒の3色によって作られてましたが、
この伝統的な染色技法を発展させ、より多様な色と柄を使った泥染め布が現れました。

  

試行錯誤の中から色々な新技法を生み出し、斬新な作品を発表してきたのが
BOUBACAR DOUMBIA氏、今回ご紹介するNDOMOの泥染め布です。

  

アフリカンスクエアーでは以前「KASOBANE」という商品名でお取扱いしていました。
現在は「KASOBANE」の中でも特に指導者的立場であるBOUBACAR DOUMBIA氏が
立ち上げたアトリエ「NDOMO」の泥染作品を積極的にご紹介しています。

 

彼は従来の泥染めの3色に加え、別の伝統染色である藍染め、
塩素系の洗剤をつかう白、新しい材料による草木染めの色、
さらにはそれら全ての染め液の自由な調合による中間色を生み出しました。


色のバリエーションは広がり、また多様な色を使ってグラデーションを表現したり、
白を他の色の上に塗りつけて独特の効果を出してもいます。
まるで彼は草木染め、藍染め、泥染めを自由自在に操る色のマジシャンのようです。


柄のモチーフも伝統的なバンバラ人の柄をふまえたものを作る一方で、大胆な抽象柄を次々と生み出しています。
毎年新たに作り出されるモチーフにはタイトルがつけられますが、それは彼の心象・イメージが名付けたタイトルです。


  

たとえば、「魚」というタイトルの絵は具体的に魚を描いているのではなく、
彼の想像力のなかで再構成された魚の表現になっています。まるでピカソの絵とそのタイトルとの関係のようでもあります。

  

現在、彼はアトリエNDOMOを開き、若いアーティストたちを育成しながら、生産活動を続けています。
BOUBACARのもとで育ち、アーティストとして認められ、巣立っていった若いアーティストも多いのです。


 


その他の泥染め工房
 
アフリカンスクエアーでは、アートで多彩な色を操るNDOMO以外に、
細密タイプのBENKADI、素朴な伝統柄を得意とするBAMANA工房より仕入れています。


泥染めオリジナルアイテム 


  天然染料ならではの深みのある色合いが、秋冬アイテムにぴったり。泥染めクッションやストール衣料など、
オリジナル商品も多数入荷しています。

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